仮想通貨はまだ発展途上にあり、良いところばかりではありません。デメリットがあるという事も理解した上で利用しなければなりません。ここでは仮想通貨のデメリットと言える点を説明していきます。
1. 決済出来るところが少ない
2.投資をするタイミングが難しい
3.ハッキングや紛失のリスクがある
4.詐欺が発生している
5.種類が膨大にある
1.決済出来るところが少ない
仮想通貨はこれからのキャッシュレス時代に必要な存在ですが、現在はまだ仮想通貨を使って商品を購入したりサービスを受けたり出来るところが少ないのが現状です。都内などでは利用出来る店舗も増えておりますが、主な決済手段としてはまだまだ整備が必要と言えます。
2.投資をするタイミングが難しい
仮想通貨は非常に値動きが激しく投資をするタイミングが難しい事も特徴の一つです。仮想通貨の歴史が浅いという事もあり法整備も完全ではない為、様々な要因で価格が上下しております。株式のようにある程度、業界の情報などから値動きが予想出来る部分もありますが、それに加え政治家のツイートや大物投資家の一言で大きく値動きする事もあり、他の金融資産と比べても慎重に投資する必要があります。
3.ハッキングや紛失のリスクがある
仮想通貨は紙幣のように実体のない通貨である以上、基本的にデータとして管理していく事が一般的と言えます。実は仮想通貨自体のハッキングや改ざんの心配は非常に少ないのですが、仮想通貨を管理しているパソコンや取引所が攻撃をされ、保管している仮想通貨が盗まれるといった被害が起こっております。大きな金額を保管する場合はインターネットに繋がっていないオフラインの状態で管理する方法もあるので、管理方法にも注意が必要です。
4.詐欺が発生している
仮想通貨は現在も成長段階にあり、それを利用した詐欺も多くなってきております。一つは仮想通貨の新規公開銘柄(※ICO)を謳ったものがあり、この類のものは8割が詐欺と言われる程です。また仮想通貨を預けてくれれば月10%の高利を配当するといったものなど、様々な詐欺がありますのでうまい話は、情報の確認を慎重に行う必要があります。
※ICO(イニシャルコインオファリング)
新規仮想通貨の公開を指し、一般的に企業などが公開をし、新規仮想通貨の公開に際して、厳密な審査も必要ない為、比較的容易に参入する事が出来ます。
※IPO(イニシャルパブリックオファリング)
新規仮想通貨の公開は同じですが、ICOと違う点は発行する企業が必ず上場するという点がある為、社会的信用が高い事が特徴です。
5.種類が膨大にある
仮想通貨は種類が非常に多くあり、仮想通貨毎に特徴があります。決済に向いているものから、マイニングが容易なもの、送金に特化したもの。ビットコインのように有名な仮想通貨から、新規公開されたばかりの無名な仮想通貨まで、それぞれの特徴を調べて理解した上で活用しなければならない為、一般の通貨よりも情報収集が必要と言えます。
まとめ
仮想通貨は注意する点も多い為、細かな情報収集と管理が必要になる。