仮想通貨は国家が発行し、保証ている電子通貨ではないという話をしましたが、仮想通貨には価値があり、仮想通貨の代表的な存在であるビットコイン(BTC)等で決済をして商品を購入するという事が実際に出来ます。
では、国家が保証もしていない仮想通貨に何故、価値が生まれるのか。それは需要と供給があり、そのバランスによって価値が決定しおります。仮想通貨にとって安定した需要と供給を得る為には、その仮想通貨の安全性や信頼性が非常に重要になっており、様々なしくみを用いてこれらを担保しようとしています。例として、ですが仮想通貨の代表的なビットコイン(BTC)はブロックチェーンと言われるしくみを導入して、安全性と信頼性を得ているのです。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは仮想通貨の代表的な存在であるビットコイン(BTC)にも使われているしくみで、おおまかに説明すると誰でも使用出来る台帳のようなもので、この台帳はみんなで管理している台帳なので勝手に改ざんをしたりする事が出来ないものになります。
この台帳の管理方法ですが、ブロックごとに小分けにした小台帳を一つずつ結びつけて(チェーンのように)管理し合う事からブロックチェーンと呼ばれているのです。
では、何故これがビットコインの信頼性に繋がるのか?ですが、ビットコインは取引が行われる度にこの台帳に取引した記録を残し続けており、この台帳はビットコインがいくら取引されて、誰がいくら持っているかまで記録され、勝手に改ざんする事も出来ないものとなっているので、ビットコインという通貨の価値を守る事に繋がっているのです。
また、ビットコインの台帳を記録すると12.5BTC(2019年8月現在、約1,375万円)という報酬が貰えるので、この記録作業をしてくれる方がたくさんおり、こういった記録作業はマイニングと呼ばれております。
ビットコインとブロックチェーンは上記のような密接な関係があり、ビットコインはブロックチェーンというしくみがあるからこそ、国家の保証がなくてもビットコインという仮想通貨の価値が担保されるのです。
まとめ
⚪︎仮想通貨は国家等から価値の保証がない。
⚪︎仮想通貨はブロックチェーンなどのしくみによって価値を担保している。
⚪︎仮想通貨のブロックチェーンはマイニングという報酬を貰えるしくみがある。